東京第3種の旧毎日旅行が破産開始決定-航空券販売中心

  • 2018年1月24日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、東京都港区の第3種旅行業者の日中エアーサービス(旧社名:毎日旅行)は1月15日、東京地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債額は調査中。

 同社は2008年に毎日旅行として設立。国際線および国内線の格安航空券の販売を中心に事業を展開し、中国や韓国などのアジア諸国を主力としていたが、近年は旅行者自身による航空券予約が増加したことで経営環境は悪化していた。昨年11月には株主総会の決議により解散。その後、12月に債権債務整理のために活動を再開するともに現商号に変更した上で、今回の措置をとった。

 TSRが関係者に取材したところによれば「販売済みの航空券はすでに他社への振り替えが済んでおり、出発に影響はない」とのこと。なお、同社は日本旅行業協会(JATA)の正会員で、弁済業務保証金制度における弁済限度額は450万円。