リクルートが民泊参入、「SUUMO」でAirbnbと協業

  • 2018年1月18日

 不動産情報サイト「SUUMO」を運営するリクルート住まいカンパニーはこのほど、Airbnbと業務提携契約を締結した。6月の「住宅宿泊事業法案(民泊新法)」の施行にあわせて民泊事業に参入する考え。SUUMOに賃貸物件を掲載している賃貸管理会社やオーナーに空き部屋を活用した民泊サービスを提案し、収益の向上を支援する。

 リクルート住まいカンパニーは、希望する賃貸管理会社やオーナーに対して、同社が提携する民泊運営代行会社を紹介。代行会社が家財の手配、宿泊予約の受付、宿泊者からの問い合わせ対応、鍵の受け渡し、清掃、Airbnbのウェブサイトへの掲載などをおこなう。

 代行会社については、民泊新法で定められた家主不在型の民泊物件を管理する「住宅宿泊管理業者」の資格を有する数社と契約。そのほか、民泊サービス利用者の集客強化に向け、Airbnbへの導線となる特設ページも作成するという。

 なお、SUUMOには現在、約623万件の賃貸物件が登録。リクルート住まいカンパニーによれば、このうちの何件が民泊の対象になるかについては「現時点では不明」という。