成田、11月の国際線旅客は9.5%増、香港・中国など増加

  • 2018年1月9日

 成田国際空港(NAA)によると、2017年11月の国際線旅客数(速報値)は前年比9.5%増の275万2428人だった。このうち日本人旅客数は4.9%増の117万684人。外国人旅客数は17.2%増の128万2996人と、同月の過去最高を記録するとともに、13年2月から58ヶ月連続で前年を上回った。通過客は1.5%減の29万8748人。国際線旅客便の発着回数は3.3%増の1万3930回で、こちらも11月の最高記録を更新した。

 方面別の旅客数は、エジプト航空(MS)の成田/カイロ線の運航再開などによりアフリカが64.7%増の2800人となったほか、香港が22.3%増の12万5100人、中国が21.3%増の14万8900人とともに2割以上の伸びを示した。最も減少したのは北朝鮮問題の影響を受けたグアムで、10.6%減の3万8900人。このほか、台湾が1.3%減の11万5500人、太平洋が0.4%減の29万900人でそれぞれ前年を下回った。

 なお、11月の国内線旅客数は2.6%増の60万1457人で、旅客便の発着回数は1.4%増の4162回。国際線と国内線を合わせた総旅客数は8.2%増の335万3885人、発着回数は2.8%増の1万8092回となり、ともに11月として過去最高を記録した。国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)