主要50社、10月の海外旅行は8.4%増、ハワイや欧州など好調

  • 2018年1月4日

 観光庁がとりまとめた2017年10月の主要旅行会社50社(※)の旅行取扱状況によると、海外旅行の取扱額の合計は前年比8.4%増の1797億8037万円となった。ハワイや欧州、台湾が好調だったという。このうち募集型企画旅行は取扱額が11.0%増の385億48万円、取扱人数は7.3%増の18万2262人。単価は3.4%増の21万1237円だった。

 企業別で見ると、取扱額が最も大きかったのはJTBグループ25社で、7.7%増の533億2170万円。2位はエイチ・アイ・エス(HIS)5社計で5.9%増の303億2308万円、3位は阪急交通社3社計で14.6%増の181億1092万円だった。

 前年からの伸び率では、名鉄観光バスが約10倍の2618万円と最も伸長。次いでびゅうトラベルサービスが58.1%増の9347万円、名鉄観光サービスが28.5%増の17億2511万円と続いた。海外旅行を取り扱う48社のうち、32社が前年を上回った。

 なお、10月の国内旅行の取扱額は2.0%減の3161億8965万円、外国人旅行は11.8%増の229億3665万円で、総額は1.9%増の5189億667万円となった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

※4月分からJTB15社計を25社計に変更し、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、テック航空サービス、ニッコウトラベルを追加。また、10月分から分社化にともない、KNT-CTホールディングス8社計を11社に変更


▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
10月単月