ANAとJAL、11月の国際線旅客は7.4%増、利用率79.2%

  • 2018年1月4日

 全日空(NH)と日本航空(JL)の2017年11月の国際線の運航実績で、2社の旅客数の合計は前年比7.4%増の152万9903人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が5.1%増、旅客輸送量を表す有償座席キロ(RPK)は6.7%増、利用率は1.2ポイント増の79.2%だった。

 このうち、NHの旅客数は9.8%増の81万2915人で、ASKは6.9%増、RPKは8.5%増、利用率は1.1ポイント増の76.8%だった。JLの旅客数は4.9%増の71万6988人で、ASKは3.0%増、RPKは4.7%増、利用率は1.4ポイント増の82.1%。旅客数はNHがJLを上回った一方、利用率はJLが上回った。

 NHの方面別旅客数は全方面が増加し、人数・伸び率ともに「アジア・オセアニア」が1位で、11.5%増の56万6608人。以下は「北米・ホノルル」が7.5%増の17万6687人、「欧州」が2.3%増の6万9620人と続いた。利用率とその伸び率の1位も「アジア・オセアニア」で、5.3ポイント増の77.8%。2位は「欧州」で2.6ポイント減の77.4%、3位は「北米・ホノルル」で2.6ポイント減の75.4%となった。

 JLの方面別旅客数は「ハワイ・グアム」が、北朝鮮問題の影響で4.4%減の9万3975人となった以外は、いずれも前年を上回った。旅客数が最も多かったのは「東南アジア」で6.0%増の28万9043人。旅客数の伸び率1位は9月から成田/メルボルン線のデイリー運航を開始した「オセアニア」で、39.5%増の1万8852人となった。

 利用率が最も高かったのは「ハワイ・グアム」で2.1ポイント減の88.2%。このほか、「オセアニア」が1.3ポイント減の87.0%、「東南アジア」が4.2ポイント増の86.7%、「欧州」が2.3ポイント増の80.7%となり、それぞれ8割を上回った。伸び率は東南アジアの4.2ポイント増が最も高かった。

 国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)。