10月の旅行収支は1601億円の黒字、前年比575億円増
財務省によると、2017年10月の旅行収支は1601億円の黒字で、黒字幅は前年から575億円拡大した。受取額は534億円増の3289億円、支払額は42億円減の1688億円。JNTOによると、10月の訪日外客数(推計値)は前年比21.5%増の259万5200人、日本人出国者数は0.1%増の146万4000人だった。
旅客や貨物の航空輸送と海上輸送、建設や金融などを含めた「サービス収支」は、前年は3269億円の赤字だったところ、今年は334億円の赤字となり、赤字幅を大きく縮小。受取額は2786億円増の1兆7786億円、支払額は175億円減の1兆8120億円だった。
航空輸送の旅客は、受取額が69億円増の298億円、支払額が53億円増の705億円となり、赤字は16億円縮小して407億円に。海上輸送の旅客は受取額が前年と同じ1億円、支払額が5億円増の11億円で、赤字は5億円増加し10億円となった。
※旅行の受取額は訪日外国人旅行者、支払額は日本人海外旅行者の、それぞれの宿泊費や飲食費など。輸送は旅客や貨物の運賃