阪急交通社グ、10月の国内は9.2%増、北海道や九州など好調

  • 2017年12月12日

 阪急交通社グループ3社の10月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比9.2%増の141億9450万円となった。主力の阪急交通社は9.4%増の140億200万円。同社によれば、取扱人数の総計は前年並みだったが、秋のグルメを楽しむ商品の好調で北海道が30%増となったほか、九州と東北も2割以上増加した。

 業務渡航系の2社については、阪急阪神ビジネストラベルは4.9%減の3億2476万円。団体旅行は前年並みだったが、企業の国内出張が減少したことで前年を下回った。阪神トラベル・インターナショナルは3.2%減の1116万円。なお、取扱額の合計はグループ内取引を相殺した上で発表している。

 グループ3社の外国人旅行の取扱額は5.2%増の4億8200万円。阪急交通社は欧米豪市場が好調で、9.0%増の4億6788万円となった。阪急阪神ビジネストラベルは51.1%減の1411万円。阪神トラベル・インターナショナルは外国人旅行を取り扱っていない。

 なお、3社の海外旅行の取扱額の合計は14.6%増の181億1092万円で、総計は12.0%増の327億8742万円。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。