外務省、フロリダ州のジカ熱発生で注意喚起、今年2例目
外務省はこのほど、フロリダ州でジカウイルス感染症の国内感染症例が確認されたことを受け、海外安全ホームページで注意喚起のためのスポット情報を発出した。フロリダ州保健局によれば、今年に入ってからの国内感染は2例目。輸入症例については183症例が確認されているという。なお、現時点でジカウイルスの継続的な感染拡大は確認されていないが、同州は住民と旅行者に対して、ウイルスの媒介者である蚊に刺されないよう予防を呼びかけている。
ジカウイルスは感染しても症状がないか軽いものの、妊娠中に感染すると胎児に小頭症などの先天性障害が現れることがあるため、外務省は妊娠中または妊娠を予定している人には、流行地域への渡航を可能な限り控えるよう呼びかけている。また、渡航者には在マイアミ総領事館のウェブサイトなどから最新情報を入手するとともに、防蚊対策に努めるよう呼びかけている。