17年度上期の収支は8429億円の黒字、1687億円増

  • 2017年11月15日

 財務省によると、2017年度上期(4月~9月)の収支は8429億円の黒字で、前年から1687億円増加した。受取額は1880億円増の1兆8770億円、支払額は194億円増の1兆341万円。日本政府観光局(JNTO)によると、同期間の訪日外国人者数は19.9%増の1465万9247人で、出国者数は3.8%増の888万2621人だった。


 旅客や貨物の航空輸送と海上輸送、建設や金融などを含めた「サービス収支」は5764億円の赤字で、赤字幅は前年から2582億円縮小。航空郵送のうち旅客は受取額が174億円増の1610億円、支払額が183億円増の4227億円で、赤字は前年から9億円増の2617億円となった。海上輸送の旅客は受取額が前年並みの3億円、支払額が16億円減の50億円で、赤字は前年から17億円減の46億円だった。

 9月単月の収支は1002億円で、黒字幅は前年から182億円拡大。受取額は205億円増の2861億円、支払額は23億円増の1859億円だった。JNTOによると、9月の訪日外国人者数は18.9%増の228万100人、日本人出国者数は4.7%増の162万5000人。

 「サービス収支」は758億円の赤字で、赤字幅は171億円縮小した。航空輸送のうち旅客は受取額が39億円増の236億円、支払額が16億円増の690億円で、赤字は24億円改善して454億円に。海上輸送の旅客は受取額が前年並みの1億円、支払額が4億円減の3億円で、赤字は4億円縮小して3億円となった。

※の受取額は訪日外国人者、支払額は日本人海外者の、それぞれの宿泊費や飲食費など。輸送は旅客や貨物の運賃