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宮城・小原温泉の旅館かつらやが事業停止、負債7億円

  • 2017年11月7日

 東京商工リサーチ(TSR)によれば、宮城県の小原温泉の旅館かつらやはこのほど事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。負債総額は約7億円。

 旅館かつらやは1967年に設立。経営していた同名の旅館は老舗の温泉旅館として知られ、設備も充実しており遠方からの宿泊客も多かった。最盛期には約4億円の年間売上高を計上した。

 しかし、ここ数年は他社との競争激化などから伸び悩み、採算性も低く連続で赤字を計上していた。2016年7月期の売上高は約2億円にまで低下。年間売上高を大きく上回る借入金を抱えて資金繰りが逼迫し、業績改善の見通しが立たないことから事業継続を断念したという。