週間ランキング、関空と北米関連に注目集まる、1位はLHの来冬デイリー化

[総評] 今週の1位は、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)が関空/フランクフルト線を18年冬ダイヤではデイリー化する計画であることをお伝えした記事でした。3位には関空の冬ダイヤ、6位にも日本旅行業協会(JATA)とのパスポート取得促進キャンペーンがランクインしており、関空の話題が賑やかなランキングとなりました。

 関空の話題にアクセスが集中するのは当欄の読者の皆様にはおなじみではないかと思いますが、頻繁にランキングに登場するもので書けることも少なくなってきています。さらに一つ悩みどころなのは、関空の記事はアクセス数が伸びるものの、なぜかそれがランクインした週の当欄はあまり読んでいただけない傾向があり、「痛し痒し」の心境です。

 3位の記事の通り、関空の国際線便数は驚くべき伸びを続けているところですが、LHが来年冬の増便を発表していることなどから想像するにまだまだ増えていくような気がします。こうなってくると、永久に増え続けるということはあり得ないわけですが、その変わり目となるのはどのようなタイミングかと考えてしまいます。

 縁起でもない発想ではありますが、考えておいて損はありません。ぱっと思いつくのは北朝鮮などに起因する政情不安でしょうか。あるいは路線網拡充を支えるインバウンド需要も、いつかブームが落ち着いてしまうかもしれません。

 この2つだけとっても備えるといって何ができるのかという話ですが、やはり6位のパスポート促進キャンペーンのような努力を重ねることによってアウトバウンド需要を喚起していくことは非常に重要でしょう。上期の国際線旅客数はイン・アウト合わせて11.5%増となっていますが(リンク)、インバウンドが16.6%増であるのに対してアウトバウンドは2.6%増にとどまっており、バランスが改善するに越したことはありません。

 また、今週は北米関連の話題も複数ランクインしました。2位はデルタ航空(DL)の記事広告で、その下にまとめた2本の記事も本来は10位以内ですし、カナダ観光局の戦略も入っています。

 念のためにお断りしておきますが、DLの記事広告は広告であるものの数字を操作してランキングに追加しているわけではありません。以前からご説明している通り、なぜかトラベルビジョンの記事広告は記事よりも読まれる傾向にあり、そのためか分かりませんが最近はご用命いただくことも増えています。

 あまり増えるとランキングが記事広告だらけになりそうで、それはさすがに少し心配ですが、きっと効果をお返しできると考えておりますのでご興味があれば是非ご相談いただければ幸いです(媒体資料問い合わせフォーム)。(松本)

▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2017年10月20日0時~10月27日18時)
第1位
ルフトハンザ、18年冬は関空線デイリー化、成田線再開は未定(17/10/22)

第2位
次世代のビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」その全貌が明らかに[PR](17/10/24)
今までのプレエコとここが違う!「デルタ・プレミアムセレクト」A350で登場[PR](17/10/25)
デルタ航空、営業担当が明かす最新鋭機「A350」を販売するためのポイントとは[PR](17/10/26)

第3位
関空、17年冬ダイヤ国際線は過去最高の週1220便、4割がLCC(17/10/24)

第4位
KNT-CT新体制、KNTは社名変更、個人はクラツーに吸収-来年4月(17/10/26)

第5位
関空、JATAと共同で旅券取得キャンペーン、1万円をバック(17/10/23)

第6位
HISグ、来夏にMSCクルーズで横浜発着チャーター、外国人も集客(17/10/24)

第7位
カナダ、17年は30万人超へ-来年は新路線でケベックも本腰(17/10/23)

第8位
多様化する海外旅行市場で旅行会社の役割は-ツーリズムEXPOより(17/10/25)

第9位
三井不動産、19年夏に沖縄・恩納村で「ハレクラニ」開業(17/10/22)

第10位
JATA、再び北方領土へ、商品造成準備で2度目の調査(17/10/25)