ANAとJAL、8月の国内線旅客は6.7%増、利用率77.0%
全日空(NH)と日本航空(JL)の2017年8月の運航実績で、2社の国内線旅客数の合計は前年比6.7%増の734万5895人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は0.3%増、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は7.0%増で、利用率は4.8ポイント増の77.0%となった。
このうちNHの旅客数は7.1%増の411万3379人。ASKは0.3%増、RPKは7.6%増で、利用率は5.2ポイント増の76.2%となった。JLの旅客数は6.2%増の323万2516人で、ASKは0.4%増、RPKは6.0%増、利用率は4.2ポイント増の78.2%だった。
路線別の旅客数は、2社ともに羽田/新千歳線が最も多く、NHは4.9%増の36万5239人、JLは2.4%増の28万629人となった。NHの2位は羽田/那覇線で12.1%増の30万9929人、3位は羽田/福岡線で3.6%増の30万428人だった。JLの2位は羽田/福岡線で8.0%増の25万9959人、3位は羽田/那覇線で3.9%増の24万6794人となった。
旅客数の伸び率は、NHは座席数を倍以上に増やした福岡/宮崎線が最も多く、106.8%増の1万9695人。続いて羽田/宮古線が96.1%増の1万9589人、中部/宮崎線が81.1%増の1万7679人となった。JLも座席数を2倍近くに増やした丘珠/三沢線が101.8%増の2133人で1位に。2位は羽田/三沢線で81.2%増の1万9525人、3位は新千歳/青森線で47.5%増の1万834人となった。
利用率については、2社ともに沖縄などのビーチリゾート線が上位を占め、NHは羽田/石垣線が94.5%で最も高く、以下は羽田/宮古線が94.3%、熊本/那覇線が93.3%と続いた。JLは関空/石垣線が95.5%で最も高く、続いて羽田/宮古線が95.3%、伊丹/函館線が91.3%となった。このほか、福岡/新千歳線が91.1%、羽田/奄美大島線が90.3%で9割を上回った。