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ANAとJAL、8月の国際線旅客は4.5%増、利用率81.8%

  • 2017年10月1日

 全日空(NH)と日本航空(JL)の2017年8月の運航実績で、2社の国際線旅客数の合計は前年比4.5%増の164万5779人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は5.7%増、旅客輸送量を示す有償座席キロ(RPK)は5.3%増で、利用率は0.3ポイント減の81.8%となった。

 2社のうち、9月29日に運航実績を発表したNHは、旅客数が8.4%増の89万6432人、ASKが8.8%増、RPKが8.3%増となり、利用率は0.4ポイント減の80.8%に。22日に運航実績を発表したJLの旅客数は0.1%減の74万9347人、ASKは2.1%増、RPKは1.9%増で、利用率は0.1ポイント減の83.1%だった。

 NHの方面別の旅客数は全方面で増加。最多の「アジア・オセアニア」は11.0%増の63万1310人で、「北米・ホノルル」は0.8%増の18万8571人。テロ事件による需要減から回復基調にある「欧州」も7.8%増の7万6551人となった。

 利用率が最も高かったのは「北米・ホノルル」で2.5ポイント減の82.7%、以下は「欧州」で1.2ポイント増の82.3%、「アジア・オセアニア」が1.0ポイント増の78.8%だった。

 JLの方面別の旅客数は「東南アジア」が最も多く、1.5%減の27万7767人。伸び率はテロ事件による落ち込みから回復しつつある「欧州」が11.5%増の6万4315人となったほか、「ハワイ・グアム」が3.9%増の9万7818人、「韓国」が3.7%増の5万4163人、「米大陸」が3.5%増の11万1353人となり、それぞれ前年を上回った。最も減少した方面は、機材変更により座席を減らした「オセアニア」で21.5%減の9968人だった。

 利用率が最も高かったのは「中国」で、2.8ポイント増の88.5%。以下は「韓国」が0.3ポイント増の84.8%と続き、6方面が8割を上回った。伸び率が最も高かったのは中国で、最も減少したのは1.9ポイント減の79.5%となった「オセアニア」だった。