観光庁、主要50社の4~6月取扱状況を発表-海外は7.5%増

  • 2017年9月27日

 観光庁は9月27日、主要旅行会社50社(※)の2017年4月・5月・6月の旅行取扱状況を発表した。これまでは毎月1回のペースで取扱状況を発表していたが、今回は約2ヶ月ぶりに3ヶ月分をまとめて発表したことについて、同庁は「対象旅行会社数の変動などにより、データの取りまとめに時間を要した」と説明している。ジェイティービー(JTB)グループは15社計から25社計に変更。また、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、 テック航空サービス、ニッコウトラベルを新たに追加した。

 発表によれば4月の海外旅行の総取扱高は0.2%増の1324億2527万7000円、5月は12.7%増の1555億7006万5000円、6月は9.0%増の1695億5012万5000円で、いずれの月も前年を上回った。3ヶ月間では7.5%増の4575億4546万7000円。4月については欧州が復調したが、ゴールデンウィークの日並びが悪かったため前年並みに。5月は欧州の復調に加えてハワイやミクロネシアが好調で2桁増となった。6月も前年のテロなどによる落ち込みの反動で、9.0%増となった。取扱額が最も大きかったのはいずれの月もJTB25社で、2位はエイチ・アイ・エス(HIS)、3位は阪急交通社3社だった。

 募集型企画旅行に関しては、4月は取扱額が1.5%増の254億6852万6000円、取扱人数が1.2%減の12万9765人となり、単価は2.7%増の19万6267円に。5月は取扱額が13.7%増の325億5170万3000円、取扱人数が7.0%増の14万9934人で、単価は6.3%増の21万7107円だった。6月は取扱額が8.2%増の326億3082万7000円、取扱人数が18.0%増の17万3556人で、単価は8.4%減の18万8013円。3ヶ月間では取扱額が8.1%増の906億5105万6000円、取扱人数が8.3%増の45万3255人となり、平均単価は0.2%減の20万円となった。

 なお、4月の国内旅行の総取扱額は0.6%増の2489億446万8000円、外国人旅行は8.0%増の231億9156万8000円で、総計は0.8%増の4045億2131万6000円。5月の国内旅行の総取扱額は7.5%増の2941億7219万7000円、外国人旅行は119.2%増の207億8590万8000円で、総計は9.6 %増の4705億2817万1000円だった。6月の国内旅行の総取扱額は2.8%増の2680億2043万4000円、外国人旅行は2.9%減の146億5901万6000円で、総計は4.8%増の4522億2957万4000円。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)

4月単月
5月単月
6月単月