国内LCC4社、お盆の旅客数は17%増へ-国際線予約は9割超

  • 2017年8月6日

 ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、バニラエア(JW)、春秋航空日本(IJ)の国内LCC4社は8月3日、2017年のお盆期間(8月10日~20日)の予約状況を発表した。それによると、予約人数の合計は前年比16.9%増の44万8515人で、座席数は13.7%増の55万4544席、予約率は2.2ポイント増の80.9%となった。

 このうち国際線は予約人数が25.3%増13万3284人、座席数が20.3%増の14万6916席で、予約率は3.6ポイント増の90.7%。国内線は予約人数が13.7%増の31万5231人、座席数が11.5%増の40万7628人で、予約率は1.5ポイント増の77.3%だった。

 予約人数と座席数は各社ともに前年を上回り、予約人数はMMが8.4%増の17万1307人、座席数はGKが7.8%増の21万6000席で、それぞれ1位となった。予約率の1位はIJで、2.4ポイント増の88.7%。2位のJWは、国内線の座席数を大幅に増やしたため、唯一予約率が前年を下回り、2.6ポイント減の87.0%となった。

 国際線の予約人数が最も多いのはMMで、21.6%増の7万88人。伸び率は座席数を2倍に増やしたIJが97.6%増の8013人で最も伸長した。予約率はIJが1.2ポイント減の96.4%でトップに。次いで、JWが2.5ポイント増の91.8%、MMが2.5ポイント増の91.0%となった。予約率の伸びは、唯一8割台となったGKが9.3ポイント増の84.4%で最も高かった。

 国内線の予約人数の1位はGKで、10.9%増の13万9465人となった。伸び率は座席数を73.6%としたIJで、80.1%増の2万1508人。予約率もIJがトップで、3.1ポイント増の86.2%となった。JWは6.2ポイント減の83.7%、MMは2.8ポイント増の83.4%。GKは1.8ポイント増の70.4%で唯一7割台となった。