観光庁など、今年も「スポ文ツーアワード」、2部門で募集
観光庁、文化庁、スポーツ庁の3庁は7月25日、訪日旅行や国内旅行の活性化に資する取り組みやイベントなどを表彰する「スポーツ文化ツーリズムアワード2017」の公募を開始した。2年目となる今年は2つの部門で募集。過去3回実施または3年以上継続している取り組みで、観光客の増加に寄与しているものを評価する「マイスター部門」と、1回以上実施したことがあり、今後の観光客の増加が期待できるものを選ぶ「チャレンジ部門」を設けた。募集期間は9月15日まで。
原則として、地方公共団体や観光・経済・スポーツ・文化芸術の関連団体、旅行会社などで構成する協議体からの応募を受け付けるが、1団体による単独の応募なども受け付ける。要件としては「スポーツと文化資産を組み合わせたもの」「国内外の観光客の増加・長期滞在を促す仕組みや、地域への経済波及効果につながる工夫があるもの」「地域の活力増加につながるもの」の3点を掲げた。
応募の際には専用シートのほか、取り組みやイベントの対象地域の一覧図や写真、動画などの参考資料をスポーツ庁参事官または文化庁長官官房政策課に電子メールで提出する。なお、マイスター部門とチャレンジ部門の両方に応募することはできない。募集期間の終了後、3庁は有識者の意見をもとに各部門で複数の取り組みを選定し、年内に発表と表彰をおこなう予定。
選定した取り組みは、各庁や関係団体のウェブサイトで紹介。また、「チャレンジ部門」に選定した取り組みについては、今後のさらなる発展に向けて、希望に応じて専門家との意見交換会なども開催するという。