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外務省、ケニアに注意喚起のスポット情報、コレラが流行

  • 2017年7月24日

 外務省はこのほど「海外安全ホームページ」でケニアについて、注意喚起のためのスポット情報を発出した。今年5月以降、同国でコレラが流行していることを受けたもの。ケニア保健省によれば7月17日の時点で、ナイロビ郡ではコレラの兆候または症状が336例報告されており、そのうち3例が死亡に至っている。

 コレラは、コレラ菌に汚染された水や食品などを経口摂取することによって起こる下痢を主症状とする病気で、潜伏期間は数時間から5日程度。胃腸の弱い人や高齢者、乳幼児などは重症化して死亡に至る可能性がある。外務省は旅行者に対しては、在ケニア日本国大使館のウェブサイトなどからの最新情報を入手を呼びかけるとともに、食事前やトイレ後の手洗いの励行、食物の加熱などを推奨している。

 なお、海外の一部の国々ではコレラに感染するリスクの高い旅行者に経口コレラワクチンを使用しているが、日本では承認されておらず、一部の医療機関が輸入ワクチンの接種をおこなっている。