百戦錬磨、大阪に民泊マンション開業、全44室

マンションの外観  百戦錬磨は7月20日、大阪市西区靭本町に同社が運営する初めての民泊マンションとして「SJ大阪セントラル」をグランドオープンする。特区民泊として大阪市から認定を受け、12階建て中古賃貸マンションを賃借して運営するもので、5月から試験的に一部の部屋を民泊用に提供していた。稼働率は8割をめざす。

 SJ大阪セントラルは中央線阿部座駅から徒歩5分、四ツ橋線本町駅から徒歩9分の場所に位置。マンションの全66室のうち44室を民泊用の部屋として提供する。残りの22室は条例が定める要件の「1居室25平方メートル以上」に満たないため、茶道や着付け体験ができるスペースや貸し会議室、コインランドリーなど、滞在者が利用できるスペースとして使用する。

「日本酒飲み比べ部屋」  民泊用の部屋は全て1Kで、30平方メートルと25平方メートルがそれぞれ22室ずつ。「日本酒飲み比べ部屋」「純和風部屋」などテーマのある部屋を8室設けた。チェックインとチェックアウトは百戦錬磨のスタッフが担当。予約は子会社のとまれるが運営する民泊仲介サイト「STAY JAPAN」で受け付ける。

 同社は今後、運営する民泊マンションの件数を増やしていく方針。民泊新法は営業日数の上限が180日であるため、「事業性を踏まえて、365日営業できる特区での開業を検討している」という。