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夏の海外旅行者数は3.4%増、10連休など後押し-JTB予想

▽旅行支出は「増やしたい」が増加

 なお、旅行動向アンケートでは「今後の旅行支出に対する意向の変化」について質問。最も割合が多かったのは「単価も回数も同程度」で0.8ポイント減の34.5%となった。伸び率が最も高かったのは「支出を増やしたい」で3.5ポイント増の18.3%。最も減少したのは「支出を減らしたい」で2.9ポイント減の24.3%となった。

 「今年の夏の生活や旅行について」を複数回答で聞いた質問では、「先行きがわからないので大きな支出は控えておきたい」が42.0%で最多。以下は「昨年の夏と休みの長さは変わらない」が31.1%、「昨年より収入が減った」が23.3%となった。

 JTBは「景気は回復基調にあるものの、個人の所得上昇にはあまりつながっておらず、生活への経済的な不安は続いている」との見方を示した上で、「昨年の夏よりも遠方へ旅行したい」が5.3%を占め、「近場の旅行に行きたい」の4.4%を上回っていることに着目。「夏休みは旅行を楽しみたい、という意欲を感じることができる」と解説した。

 このほか「旅行に行かない理由」としては、「休暇が取れない」が2.1ポイント増の31.9%で1位に。次いで「特に旅行したいとは思わない」が3.1ポイント増の27.4%、「混雑する時期に旅行をしたくない」が1.6ポイント増の22.5%となり、上位3位は昨年と同様の結果となった。