訪日客受入整備を強化 JR旅連西日本が総会
JRグループ協定旅館ホテル連盟西日本地域本部(田岡茂会長=城崎温泉・三國屋)は5月23日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で通常総会を開いた。会員の利点を明確にすることや年々増加するインバウンドに対応できる環境づくりを推進することなどを確認した。会員30人が出席した。
田岡会長はあいさつで「国鉄がJRになって30年が過ぎ、旅館経営も変わった。特にインバウンドへの取り組みは避けて通ることのできないものになった。大阪ステーションシティで10月に開かれるフラワーアートミュージアムは昨年も参加して好評だったので、今年も参加したい」などとし、JRと連携した事業展開について話した。
事務局でJR西日本営業本部の水田雅博さんは「6月17日より運行する瑞風は、西日本地域にとってプラスになることは間違いないと確信している。北陸地方への送客は、今年から関西発の団体専用列車を運行しており好調。九州エリアからの送客は熊本地震などで落ち込んでいたが、今年は何とかしないといけない」と語った。
来賓として出席した同連盟の渡邉宗男会長は「発足当時全国に5700会員がいたが、今年は2200会員まで減少した。でも下げ止まりだと感じている」と述べたほか、長年JR時刻表に掲載していた会員一覧表を前年度限りで廃止しウェブへの掲載に変更するなど、時代にあったPR方法に取り組んでいることを報告した。
西日本地域本部は29年度、(1)JRのキャンペーンに連動したPR(2)インバウンド対応の誘客に取り組み、広告宣伝費の範囲内で外国語のパンフレットに加盟店を掲載(3)ホームページの改修-などの事業に取り組む。
田岡会長は「インバウンド向けに加盟店を英文字化したパンフレットを作ること、前向きに進めたい」と強調した。
情報提供:トラベルニュース社