日本航空、「デジタルイノベ推進部」新設、6月1日に
日本航空(JL)は6月1日付で、新たに「デジタルイノベーション推進部」を設立する。同社広報担当によれば、最先端のデジタル技術の活用などにより、JLならではのサービスや価値を生み出すこと、業務の変革につなげることなどがねらい。具体的な取り組みなどはこれから検討を進めるという。
トップは同日付で非常勤の執行役員に就任する齋藤ウィリアム浩幸氏が務める。そのほか副担当として、路線統括本部旅客システム推進部担当執行役員の西畑智博氏が兼任する。
齋藤氏は1970年生まれの日系2世。10代で商用ソフトウェアのプログラミングを始め、大学在学中にI/O Software社を起業してBAPI(生体認証システム技術)を開発し、160社以上の企業とライセンス契約を締結した。2004年にはI/O Softwareをマイクロソフトに売却。現在はコンサルティング会社のインテカーの代表取締役社長、内閣府や経済産業省の参与などを務めている。