長野の斑尾高原リゾートが破産開始決定、負債1.7億円

  • 2017年5月17日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、長野県飯山市で2軒の宿泊施設を運営していた斑尾高原リゾートは4月10日、長野地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債総額は約1億7000万円。

 同社は2008年11月に設立。09年から斑尾高原内で、収容人数250名の「斑尾ヒルサイドホテル」と、収容人数288名の「サンパティック斑尾」を運営していた。ともに斑尾高原スキー場に近く、冬季はスキーやスノーボードを目的とした観光客、夏季はテニスコートやグラウンド、音楽スタジオなどを利用する合宿目的の学生などを受け入れていたという。

 ピーク時の13年9月期には売上高約3億円を計上したが、その後は暖冬による雪不足などで、16年9月期には約2億400万円にまで減少。債務超過に陥り業績の回復が見込めないことから、17年3月31日には事業を停止し今回の措置となった。