ANAとJAL、16年度の国内線旅客数は1%増、利用率は67%

  • 2017年5月10日

 全日空(NH)と日本航空(JL)の2016年度の運航実績によると、2社の国内線旅客数の合計は1.0%増の7123万5829人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が1.1%減となったのに対し、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は1.1%増となり、利用率は1.4ポイント増の67.1%となった。

 このうち5月10日に運航実績を発表したNHの旅客数は、0.6%増の3866万5432人。ASKは1.0%減だった一方、RPKは1.2%増で、利用率は1.4ポイント増の65.6%となった。路線別の旅客数は羽田/新千歳線が1位で3.1%減の356万3574人。2位は羽田/福岡線が0.6%減の327万9802人、3位は羽田/伊丹線が2.3%増の278万8787人と続き、上位6路線を羽田線が占めた。

 旅客数の伸び率では、座席供給量を55.1%増やした仙台/新千歳線が最も高く、46.8%増の18万6358人に。次いで、伊丹/那覇線が28.7%増の60万2117人、伊丹/函館線が27.3%増の8万9641人となった。

 利用率が最も高かったのは、羽田/宮古線で85.6%。以下は仙台/那覇線が85.5%、成田/伊丹線が85.4%で続き、これらの3路線が8割を超えた。

 なお、JLは4月25日に16年度と3月単月の運航実績を発表している。詳細は別途記載(下記関連記事)。

▽NH、16年度
国内線


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