観光庁がスペインと協力、情報交換や交流促進など強化
観光庁とスペインエネルギー・観光・デジタル制作省は4月6日、観光分野における協力を目的とした覚書(MOU)を締結した。期間は5年間で、情報交換や専門家の交流促進などに取り組むという。観光庁によれば、2014年5月に内閣総理大臣の安倍晋三氏がスペインを訪問した際に、スペイン側から提案されていたもので、事務レベルの調整に時間を要した結果、ようやく締結に至ったという。
MOUの内容は、市場調査や研究についての情報交換、「双方にとって関心のある共同活動」の準備などで、「共同活動」の内容についてはこれから決定する。専門家の相互交流や、両国間の航空アクセスの発展に向けた協力、日本政府観光局(JNTO)やスペイン政府観光局による交流促進、民間企業との協力による観光分野への投資などにも取り組む。
今後はMOUの内容に基づき、観光に関する協働プログラムを計画するとともに、両国のメンバーからなる合同委員会も立ち上げる予定。具体的なスケジュールは未定としている。