観光庁は3月28日付で、日本版DMOの候補法人として新たに11法人を追加した。今回が8回目の登録で、昨年2月に初めて24法人を選定して以来、累計では計134法人となる。政府は観光地経営の視点に立った地域づくりの舵取り役としてDMOの形成を急いでいるところで、20年までに100団体を育成する考え。

　今回は2月10日までに申請があった法人のうち、要件を満たしていると認められた男鹿なまはげツーリズム合同会社などを登録。各法人は今後、関係団体と連携して事業を推進し、関係省庁は地方創生交付金を投入するなどして支援する。次回は4月10日まで申請を受け付け、5月中旬に先行結果を公表する。

▽観光庁、日本版DMO候補法人登録（3月28日付）
【広域連携DMO】1件
（一社）中央日本総合観光機構（富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県）※設立予定

【地域連携DMO】7件
DMOいしのまき（宮城県石巻市、東松島市、女川町）※仮称・設立予定
（特非）赤城自然塾（群馬県前橋市、桐生市）
（特非）NPO産業観光学習館（群馬県伊勢崎市、藤岡市、富岡市、下仁田町、埼玉県熊谷市、本庄市、深谷市）
（一社）渋川伊香保温泉観光協会（群馬県渋川市、榛東村、吉岡町）
（一社）かながわ西観光コンベンション・ビューロー（神奈川県小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町）
（一社）HAKUBA VALLEYプロモーションボード（長野県大町市、白馬村、小谷村）※仮称・設立予定
（一社）八重山ビジターズビューロー（沖縄県石垣市、竹富町、与那国町

【地域DMO】3件
男鹿なまはげツーリズム（同）（秋田県男鹿市）※設立予定
（一社）加賀市観光交流機構（石川県加賀市）
（一社）上松町観光協会（長野県上松町）