日旅連、復興に向け熊本で総会、日本旅行も意欲
▽新会長に桑島氏、熊本城の復興支援で義援金
この日の総会では役員の改選を実施。同日付で稲佐山観光ホテル取締役会長の小林喜平太氏が会長を退任し、常任副会長を務めていた知床グランドホテル北こぶし代表取締役社長の桑島繁行氏が会長に就いた。桑島氏は日本旅行の新中計に協力する姿勢を示すとともに、総会後の懇親会において、熊本城の復興支援のための募金活動を実施したい考えを説明。「熊本のシンボルがあのように被災したことに驚いた。熊本城の復興は九州全体の観光の一助になる」と呼びかけ、実施が決まった。
会長を退いた小林氏は、日本旅行やJR西日本、日旅連メンバーに対し、義援金や支援旅行実施に謝辞を述べた。また、「7月からのふっこう割効果で少しずつ需要は戻りつつあるが、まだ戻りきっていない」とも語り、引き続き協力を求めた。
この日の総会では、日旅連の事務局が17年度の事業計画を発表。今年は地方自治体などと協業して地域誘客事業を進めるほか、45周年の「赤い風船」について、ウェブ販売を引き続き強化し、特別企画も実施することを説明した。
また、訪日客の取込強化にむけ、今年で5回目となる台湾の「日本の観光・物産博2017」に、引き続き協賛することを報告。昨年は同イベント前に台中で地元の旅行会社と商談会を実施したが、今年は台中と南部の都市で実施するという。