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富山「玄猿楼」の運営会社が破産開始、負債3.5億円

  • 2017年2月20日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、富山県の山田温泉で温泉旅館「玄猿楼」を運営していた山田温泉は2月16日、富山地方裁判所に破産を申請し、翌17日に破産開始決定を受けた。負債総額は債権者約80名に対して3億5000万円。

 山田温泉は1968年に設立し、開湯1300年の山田温泉において温泉旅館「玄猿楼」を運営。客室数は56室で、100%源泉かけ流しの温泉が特徴だった。ピーク時の1991年2月期には7億2000万円の売上高を計上していた。

 しかし、その後は景気低迷を受けて業績が悪化。2015年の北陸新幹線開業後もその効果は見られず、近年の年間売上高は2億円を切っていたという。資金繰りも苦しくなるなかで事業の立て直しの目途が立たず、今回の措置となった。