日本旅行、16年の海外は8.9%減-12月は団体好調で微増
日本旅行の2016年の旅行取扱実績で、海外旅行の取扱額は前年比8.9%減の1125億9112万円となった。このうち団体旅行は1.8%増の243億9473万円となったが、企画旅行は20.0%減の354億6158万円、企画商品以外の個人旅行は7.3%減の459億1333万円となり、ともに前年を下回った。
団体旅行のうち一般団体は0.3%増の145億5494万円、教育旅行団体は4.1%増の98億3978万円だった。企画商品は「マッハ・ベストツアー」が単価の高い欧州方面が伸び悩んだことから33.0%減の286億290万円と3割減に。他社企画商品は4.6%減の68億5868万円となった。
12月については、海外旅行全体の取扱額は0.9%増の78億6341万円。このうち団体旅行は34.0%増の22億651万円、企画旅行は9.7%減の21億7095万円、企画商品以外の個人旅行は7.1%減の29億9630万円だった。
団体旅行のうち、一般団体は15.0%増の5億4104万円。教育旅行団体は受注件数を伸ばしたことで41.5%増の16億6547万円と大きく伸長した。企画商品は「マッハ・ベストツアー」が8.9%減の14億9118万円、他社企画商品が11.4%減の6億7978万円だった。
海外旅行以外では、16年の国内旅行は0.4%減の2632億2585万円、国際旅行は21.7%増の352億650万円となり、付帯事業を含めた総計は1.2%減の4119億6849万円だった。12月については、国内旅行は3.2%増の196億6038万円、国際旅行は13.1%増の25億9495万円で、付帯事業を含めた総計は3.4%増の301億2554万円だった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。