KNT-CT、16年3Qも全利益が黒字、個人旅行は不調

  • 2017年2月9日

 KNT-CTホールディングス(KNT-CT)の2017年3月期第3四半期(16年4月1日~12月31日)の連結業績で、売上高は3100億4400万円、営業利益は32億9000万円、経常利益は32億9600万円、当期純利益は18億9000万円だった。海外でのテロ事件や熊本地震などの影響により、個人旅行事業が低調に推移したものの、第2四半期に続き全利益の黒字を維持した。売上原価は2548億5400万円で、売上総利益は551億8900万円。なお、同社は昨年3月に決算期を12月31日から3月31日に変更したため、前年比は発表していない。

 事業分野別でみると、近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT個人)とクラブツーリズムが分類される「個人旅行事業」の売上高は1702億4700万円。営業利益は第2四半期の9億6100万円から7億9900万円に減少した。

 近畿日本ツーリストによる「団体旅行事業」の売上高は806億8900万円で、営業利益は7億7300万円から13億1200万円に増加。海外航空券卸販売や、北海道や九州などの地域旅行会社による商品販売が含まれる「その他」の売上高は589億3700万円で、営業利益は2億6600万円から8億1800万円に増加した。

 なお、17年3月期の通期の連結業績予想については予想値を据え置いた。売上高は4040億円、営業利益は24億円、経常利益は25億円、当期純利益は12億円。