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北海道の板倉会館など2社が民事再生法申請、負債計15億円

  • 2017年2月7日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、北海道深川市の板倉会館と関連会社の板倉はこのほど、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。負債は板倉会館が約7億7000万円、板倉が約7億5000万円で、合計は約15億2000万円。

 板倉会館は1947年に鮮魚店として創業した後、80年に会社を設立。結婚式場などの運営に事業転換し、84年には2階建てのホテルを新築してホテル業に参入した。95年7月期にはピークとなる年間売上高約6億4000万円を計上。しかしその後は過疎化による利用者の減少などで、業績が低迷していた。

 98年には同市内にレストランを併設した結婚式場「イルムの丘聖マーガレット教会」をオープン。春から秋までの稼働率は高かったものの、冬の閑散期の負担が大きく、こちらも採算が悪化していた。近年は金融機関の支援を受けながら経営再建に取り組んだが、業績は改善せず今回の措置となった。

 関係会社の板倉は74年に設立。本社やホテルなどの不動産の一部を所有していたが、板倉会館とともに今回の措置となった。