外務省、旅券取得時の審査を強化、なりすまし撲滅へ
外務省は2月20日の「旅券の日」から3月5日まで、都道府県のパスポートセンターと市町村の旅券窓口において、「なりすましによる旅券不正取得防止のための審査強化期間」を実施する。毎年この時期に実施しているもので、期間中は各窓口において申請者に通常よりも詳細な質問をするなど、本人確認のための審査を厳重化する。そのほか各都道府県では年内に別途、審査強化期間を設けるという。
外務省によれば、過去5年間に把握したなりすましによる不正取得事案は12年が26冊、13年が13冊、14年が12冊、15年が10冊、16年が8冊。不正取得に対しては5年以下の懲役か、300万円以下の罰金が課せられる。