ブラジル・サンパウロ、「ジャパン・ハウス サンパウロ」が着々と進行中。檜のファサードが登場!

  • 2017年1月20日

 外務省が2017年設置を目指している「ジャパン・ハウス」。

 日本の文化を発信する海外拠点として、ロンドン、ロサンゼルス、サンパウロの3都市に事業所を設置する予定です。

 ジャパン・ハウス館内では、展示スペースをはじめ、講演や巡回企画展が行える多目的スペース、日本の食文化や伝統を楽しめるレストランやショップが設置される予定です。

 ブラジル・サンパウロでは、パウリスタ大通り52番に設立されることが決まり、2017年5月のオープンを目指して工事が進められています。

 ジャパン・ハウスの正面を飾るのは、飛騨の匠たちによる檜を格子状に組み上げた「地獄組み」と呼ばれる美しいオブジェ。幅36メートル、高さ11メートル、重さの合計6トン以上もの大がかりなもので、日本の東濃桧(とうのうひのき)が使用されます。なお、パウリスタ大通りが開通した年に植林された桧も一部使われるそうです。

 ファサードを手がけるのは、サンパウロのイビラプエラ公園内にある日本館の修復などを長年にわたって無償で手がけてきた岐阜県中津川市加子母を拠点とする株式会社中島工務店です。

 現地日本語メディアのニッケイ新聞によると、設計デザインを担当する隈研吾氏が、日本館の技術から着想を得て設計。同工務店に依頼をしたとのこと。

 ファサードの工事は現在、大詰めを迎えており、1月23日の週に上棟式が行われる予定です。

 サンパウロの新たな観光名所になりそうです。

 【参考】
◎ ジャパン・ハウスについて
http://www.japanhouse.jp/
◎ ジャパン・ハウス サンパウロ
 住所: Av. Paulista, 52-Bela Vista, Sao Paulo - SP, 01210-000 Brazil


情報提供:株式会社ウニベルツール日本海外ツアーオペレーター協会