KNT-CT、11月の国内旅行は5.9%減、団体は1.5%増
KNT-CTホールディングス(KNT-CT)の2016年11月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比5.9%減の317億1106万円だった。このうち、団体旅行は1.5%増の100億4554万円。企画旅行は10.5%減の175億7146万円、個人旅行は1.5%減の40億9406万円だった。
団体旅行のうち一般団体は宗教法人の団体参拝などの取り扱いが増加したものの、0.5%減の45億9728万円と微減した。学生団体は修学旅行などの取扱人数の増加により、3.2%増の54億4826万円と前年を上回った。
企画旅行のメイトは17.5%減の54億6400万円。方面別の取扱人数は北海道が前年を上回ったが、その他の方面は前年を下回った。
クラブツーリズムの取扱額は7.1%減の120億8363万円。バス旅行を除く国内旅行部門では、南東北や山陰方面は堅調に推移したが、北東北や関東、九州方面が不調で全体では5.8%減に。バス旅行部門では首都圏地区の日帰り訪問は前年並みに推移したが、宿泊付きのツアーが不調で11.8%減となった。
このほか、テーマ旅行部門の国内旅行は「ひとり旅」「歩く」「ハイキング」などの紅葉商品や女性限定商品が好調に推移し、海外旅行を含めた全体では7.5%増となった。
なお、国内旅行以外では、海外旅行が8.3%減の109億4749万円、外国人旅行が16.5%増の16億4527万円、関連商品などを含めた総計は5.6%減の450億7139万円となった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。