楽天、朝食日本一は山形の「萬国屋」、芋煮と日本酒茶漬け

  • 2016年12月6日

萬国屋の朝ごはん  楽天はこのほど、「朝ごはんフェスティバル2016」の最終決戦を都内で開催した。同イベントは楽天トラベルが主催し、全国の宿泊施設の朝食についてウェブ投票や調理審査、プレゼンテーション審査、実食審査で「日本一の朝ごはん」を決めるもの。7回目の今年は過去最高となる約1500軒が参加し、山形県の「温海温泉 萬国屋」が優勝した。準優勝には鹿児島県の「城山観光ホテル」、3位には岡山県の「湯原温泉 我無らん」が選ばれた。

 優勝した「温海温泉 萬国屋」は、山形牛入りの芋煮汁と、山形米の「つや姫」から造られた日本酒を出汁に使った茶漬けという、地元の食文化を全面に押し出した2品を提供。地域ならではの歴史・文化・資源を大いに活用した朝ごはんに贈る「地産地消de朝ごはん賞」も同時受賞した。審査委員を務める「ラ・ロシェル」オーナーシェフの坂井宏行氏は「芋煮はまさに地産地消の味で、山形牛は食感が美味。お茶漬もお酒の旨味だけ感じられて美味しく食べられた」と高く評価した。

城山観光ホテルの朝ごはん  準優勝の「城山観光ホテル」は、真鯛の刺し身を乗せ、同じ鯛のカマや中落ちで取った潮仕立ての出汁をかけた茶漬けと、奄美大島名物のソテツ味噌を使ったゴーヤと豚耳の炒め物を出品。「神田川本店」店主で全日本調理師協会名誉会長の神田川俊郎氏は「潮は透き通っていて、いい(出汁の)取り方をしている」と賞賛した。

我無らんの朝ごはん  3位の「湯原温泉 我無らん」は青大豆を使った「豆乳ポタージュスープ」とカツサンドを出品。文藝春秋「CREA WEB」の編集長である井上孝之氏は、「ビジュアルもよく、写真を撮ってソーシャルメディアに上げたくなる」とコメントした。

 なお、同フェスティバルに参加した宿泊施設の朝食は、すべて楽天トラベルの宿泊プランで提供する。最終決戦の結果とメニューの詳細は下記の通り。


▽「朝ごはんフェスティバル 2016」最終決戦の結果
(順位/ホテル名(エリア名)/朝ごはんメニュー名)
優勝
温海温泉 萬国屋(山形県)/山形牛の旨味がたっぷり染み出た具だくさんの芋煮汁、磯の香 吟醸茶漬け~山形の恵みを添えて~

準優勝
城山観光ホテル(鹿児島県)/真鯛潮茶漬け、ニガウリと豚耳のソテツ味噌炒め

3位
湯原温泉 我無らん(岡山県)/岡山のブランド牛「千屋牛」の熟成フィレカツサンド、湯原温泉名産青大豆豆乳ポタージュ

審査員特別賞(順不同、あいうえお順)
・秋保温泉 ホテル瑞鳳(宮城県)/清流育ち秋保米と気仙沼産フカヒレの中華あんかけ、大地の恵み地元野菜で目覚めの一杯!活力黄金スープ

・安比八幡平の食の宿 四季館 彩冬(岩手県)/3種の八幡平スムージー、八幡平豊洋卵の厚焼き卵

・大泉高原 八ヶ岳ロイヤルホテル(山梨県)/ふわふわフレンチトーストに自家製ジャムを添えて、あけの金時(さつま芋)と温泉たまごのサラダりんごのドレッシングで