日本空港ビル、16年度中間期は減収減益、購買単価減で
日本空港ビルデングの2017年3月期第2四半期累計期間(16年4月1日~9月30日)の連結業績で、売上高は前年比0.2%減の998億4000万円、営業利益は32.1%減の44億6400万円、経常利益は19.3%減の62億3700万円、四半期純利益は18.6%減の42億9600万円となった。主力の物品販売業がいわゆる「爆買い」の沈静化の影響を受け、売上高・各利益が目標を大きく下回ったことから、減収減益となった。
セグメント別の業績では、羽田の施設管理運営業は営業収益が6.4%増の276億1900万円、営業利益が2.1%増の33億4900万円。成田・関空・中部でも展開する物品販売業は、営業収益が4.1%減の641億1300万円、営業利益が40.1%減の33億1000万円で、4月には羽田の国際線ターミナルに家電製品を中心とする「Air BIC CAMERA」を開業したが、減収減益となった。羽田と成田で展開する飲食業は、営業収益が8.8%増の107億1100万円、営業利益は23.6%増の3億7000万円だった。
通期の業績予想については10月26日付で下方修正済み。売上高は0.6%減の2029億円、営業利益は22.1%減の88億円、経常利益は16.5%減の114億円、純利益は18.8%減の72億円を見込む。