JTB、ゴルフダイジェストと訪日客獲得で協業、サイト開設など

  • 2016年11月1日

 ジェイティービー(JTB)はこのほど、訪日外国人ゴルフ客の取り込みに向けて、ゴルフ関連事業を展開するゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)との協業を開始した。すでに共同で海外の旅行会社向けのウェブサイトを開設しており、今後はJTBの海外拠点や契約旅行会社なども活用して、手配旅行を中心とする日本へのゴルフツアー需要を喚起する。2020年の取扱人数の目標は5万人。

 ゴルフ場の予約可能枠については、日本全国のJTBとGDOの枠を一元管理。今後は各ゴルフ場と連携して、多言語対応など受入態勢の整備にも取り組む。新設したウェブサイトでは「How to Enjoy Golf in JAPAN」と題して、日本のゴルフ場におけるマナーや楽しみ方などを紹介した動画を公開している。

 GDOによれば、日本のゴルフ産業の規模は1.3兆円超で他産業への経済効果も大きいものの、ここ20年間は競技人口の減少や高齢化などにより縮小し、多くのゴルフ場が厳しい経営状況にあるという。両社は、急増する訪日外国人旅行者に各地の多様なゴルフ場や日本製ゴルフ用品などをアピールし、市場の回復をはかる考え。