成田、16年冬国際線は過去最高の1574便に、103路線を運航
成田国際空港(NAA)によると、2016年冬ダイヤ(10月30日~2017年3月25日)の国際線定期旅客便の週間便数(※)は1574便で、過去最高を記録した。15年冬ダイヤ当初からは99便増、16年夏ダイヤ当初からは26便増となった。乗入航空会社数は82社、就航都市数は101都市、路線数は103路線。期間中の17年2月には全日空(NH)がメキシコシティ線を週7便で開設する。国際線に占めるLCCの割合は15.8%で、15年冬ダイヤから4.5ポイント増加した。
16年夏ダイヤの期間中には、5月にオーロラ航空(KQ)がユジノサハリンスク線をそれまでの定期チャーター便から定期便に変更したほか、ハワイアン航空(HA)がホノルル線を、香港航空(HX)が香港線を、ジンエアー(LJ)が仁川線をそれぞれ開設。8月には中国国際航空(CA)が西寧線、9月にはNHがプノンペン線、ティーウェイ航空(TW)が大邱線の運航を開始し、10月18日にはイベリア航空(IB)がマドリード線に18年ぶりに再就航している。このほか、ファイアーフライ(FY)が9月からマレーシア航空(MH)とのコードシェアにより乗り入れている。
一方、16年冬ダイヤではデルタ航空(DL)のミネアポリス線が羽田/ミネアポリス線の開設に伴い運休。ウズベキスタン国営航空(HY)も夏期に季節運航していたタシケント線を運休する。
国内線については旅客便の週間便数は483便で、15年冬ダイヤから35便増、16年夏ダイヤからは23便増となった。乗入航空会社数は7社で、就航都市数は16都市、路線数は17路線。国際線に占めるLCCの割合は71.0%となり、15年冬ダイヤから2.2ポイント増となった。
15年冬ダイヤ当初との比較では、春秋航空日本(IJ)が週17便増加したほか、バニラエア(JW)が週14便、ピーチ・アビエーションが(MM)が週7便増加。ジェットスター・ジャパン(GK)は週3便減となっている。
なお、貨物を含む総発着回数は週2305回、定期乗り入れ航空会社数は93社で、それぞれ過去最高を記録。就航都市数は124都市128路線となった。
※週間便数は、ダイヤ切替後に各社の運航スケジュールが規則的に動き始める2週間分を平均して算出。16年冬ダイヤでは11月6日から19日までを対象とした。