グアム、光森代表の退任で慰労会、後任は10月3日に発表

  • 2016年9月27日

(写真中央)光森氏
 グアム政府観光局(GVB)は9月26日、同局日本代表の光森裕二氏が30日付で退任することにともない、都内で「退任慰労パーティー」を開催した。光森氏は1993年にGVBに入局後、24年間に渡り日本市場の拡大に貢献。後任の日本代表は10月3日に発表するという。

 パーティーでは、GVBが光森氏に感謝状やグアム名誉市民の認定証などを贈呈。光森氏は24年間を振り返り「ただ居るだけの観光局ではなく、外へ出ていく観光局」という方針のもと、街頭でパンフレットを配布するなど積極的なプロモーション活動を実施したことを説明し、GVBのスタッフや旅行会社、航空会社などの関係者に謝意を表した。

 パーティーで登壇したGVB局長兼CEOのジョン・ネイサン・デナイト氏は、光森氏について「勤勉で、熱心で、頼れて、見識や義務感があり、優秀で、思慮に富んでいる」と高く評価。日本旅行業協会(JATA)事務局長の越智良典氏は「グアムはリピーターが多いため、訪問者数を拡大していくのは厳しいこと」と説明した上で、光森氏が「スポーツや修学旅行、MICEなど多様な需要の開拓」を進めたとして、その功績をたたえた。

 GVBによると、2015年度(14年10月~15年9月)の日本人訪問者数は円安の影響などにより前年比5.6%減の77万9405人となったものの、16年度は10月から8月までの累計で3.2%減の68万7627人と、減少幅を縮小している。GVBは17年度の目標として14年度並みの80万人を掲げている。