ナビタイム、旅行業に本格参入、10月に予約サイト開設
ナビタイムジャパンは10月5日に、航空券や宿泊施設の予約、旅行計画の作成などができる新たなウェブサイト「NAVITIME トラベル」を開設し、旅行業に本格参入する。まずは旅行会社と共同で、国内のダイナミックパッケージや、航空券や宿泊施設などの海外旅行商品の販売を開始する。同社は今年6月に第2種旅行業を取得したところ。
国内のダイナミックパッケージについては、タイムデザインと沖縄ツーリストが取り扱う商品を販売。対象航空会社はLCCを含む12社で、往路と復路で別の航空会社を選択できるようにする。海外旅行ではエアプラスのオンラインシステムを利用して、日本に乗り入れている航空会社約200社の航空券や宿泊施設を販売。「航空券+宿泊施設」の組み合わせによる手配旅行も取り扱う。
同社メディア事業部によれば、今後は旅行会社とさらなる協業をはかり取扱商品数を増やす方針で「旅行会社と競業するのではなく、彼らにプラットフォームとして我々のサービスを開放していきたい」考え。将来的にはルート検索サービス「NAVITIME」の利用者データなどを活用し、自社で国内募集型企画旅行を造成・販売する予定だ。
旅行計画の作成機能は、地図上で行きたい場所を選択して計画表の「タイムライン」にドロップすると、おすすめの観光地や宿泊施設などを表示するもの。おすすめの観光地については「NAVITIME」の検索ログに基づき、目的地と一緒に訪問されやすい場所などを表示する。また、移動時間を自動計算してタイムラインに反映し、空き時間がある場合は時間内に訪問可能な場所を表示する。
なお、ナビタイムジャパンは新サイトの開業を記念し「『NAVITIME トラベル』で旅行に行こうキャンペーン」を実施中。特設サイト上で応募した人のなかから抽選で10名に、国内ダイナミックパッケージの予約の際に使用できる割引券を最大で5万円分贈呈する。応募期間は10月4日まで。