セブン＆アイ・ホールディングス傘下で旅行事業などを展開するセブンカルチャーネットワークは9月20日、天文雑誌「星ナビ」などを発行するアストロアーツとの共同企画として、来年8月21日に米国オレゴン州で皆既日食を観測する「アメリカ皆既日食観測とグランドキャニオン・アリゾナ大隕石孔と天文台めぐり 9日間」の販売を開始した。出発日は8月18日で最少催行人数は25人、定員は30名。

　同商品では、今回の皆既日食を観測できるエリアのなかで最も晴天率が高いエリアに位置するという、「カニータ・リゾート」の駐車場とバーベキュースペースを観測地として確保。皆既日食観測のほかには、グランドキャニオンやアリゾナ大隕石孔、ローウェル天文台、キットピーク天文台などを観光する。旅行代金は2名1室利用の場合、大人1人あたり74万8000円。燃油サーチャージは別途徴収する。

　同社によると、ツアーは販売開始直後に完売し、現在はキャンセル待ちの状態。今後は追加販売を検討するほか、10月以降には5日間の短い観測ツアーも販売するという。