KNT-CT、7月の海外旅行は7%減、学生団体は5割増

  • 2016年9月11日

 KNT-CTホールディングスの2016年7月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比7.0%減の112億9167万円となった。このうち、団体旅行は8.0%減の22億6880万円、企画旅行は8.5%減の61億1026万円、個人旅行は2.6%減の29億1262万円となり、いずれも前年を下回った。

 団体旅行のうち、一般団体は昨年に取り扱った大型イベントなどの反動で25.3%減の14億1637万円となった。学生団体は修学旅行や留学の取り扱いが好調で、49.3%増の8億5243万円と大幅に増加した。

 企画旅行では、ホリデイの取扱額はテロ事件などの影響で15.3%減の12億4967万円に。取扱人数はオセアニアとアジアが前年を上回ったものの、その他の方面は前年を下回った。

 クラブツーリズムの取扱額は2.1%減の48億4680万円。北欧やロシア、スイスは好調だったが、その他の欧州が伸び悩み、全体では減少した。

 なお、海外旅行以外では、国内旅行が3.7%減の253億1234万円、外国人旅行が17.2%増の12億3299万円となり、関連商品などを含めた総計は3.8%減の386億5813万円となった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。