航空券リイシューなど24時間対応、エフネスとインフィニが合弁

  • 2016年9月12日

 エフネスとインフィニ・トラベル・インフォメーションは9月12日、業務渡航系旅行会社を顧客ターゲットとする合弁会社「国際航空券サポートデスク(TSD)」を設立する。出張者や企業から航空券の予約変更などについて365日、24時間体制で対応してほしいとの要望が高まる一方、GDSスキルの高いスタッフを休日や深夜も確保し続けることは個別の旅行会社では困難であることから、それらの業務をBPOサービスとして提供する。

 TSDの営業時間は、1年あたり118日間の銀行休業日の9時から19時までと、365日の19時から9時まで。営業時間中は原則として2名を常駐させる。会社設立と同時に採用活動を始めており、研修などを経て2017年1月からのサービス開始を計画している。

 採用にあたっては、週1回から勤務できるシフト制とし、定年退職した旅行業界関係者のセカンドキャリア、あるいは現役の副業、さらに子育てや介護との両立など多様な働き方が可能である点をアピールする。また、例えば週2日の勤務でも月給30万円とするなど待遇も競争力を意識して設定した。

 提供するサービスは国際航空券の予約、変更、リイシューなど。将来的には宿泊や航空機以外での移動などを含めて取り扱いの範囲を拡大していく予定だ。利用料金は入電回数などに応じてプランを複数用意している。

 なお、略称のTSDは英文社名の「International Air Ticket Support Desk」から。資本金は9700万円でエフネスが90%、インフィニ・トラベル・インフォメーションが10%。