JALグループとANAグループは8月24日、2016年度の路線便数計画のうち、冬ダイヤ（10月30日～17年3月25日）の一部変更について発表した。全日空（NH）は10月30日から、羽田／香港線を現在の週9便から週10便に増便。月曜日と土曜日に運航している週2便の深夜早朝便に、日曜日の便を追加する。加えてすでに発表した通り、羽田／ニューヨーク、シカゴ、クアラルンプール線をそれぞれ1日1便で開設し、成田／ホーチミン線を1日1便から1日2便に増便する。

　減便については、羽田／ニューヨーク、シカゴ線の開設にともない、1日2便で運航中の成田／ニューヨーク、シカゴ線をそれぞれ1日1便に減便。成田／成都線も週7便から週4便に減便する。

　機材変更ではアジア方面の長距離路線に、フルフラットシートのビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスの投入を強化。アジア路線については現時点で5路線6便に導入しているが、10月30日からは成田／デリー線に、17年1月1日からは羽田／バンコク線にも投入する。17年1月末までには7路線10便にまで増やす予定だ。このほか、10月30日からは羽田／ホノルル線にも2クラスを搭載したボーイングB787-9型機を投入する。

　国内線については、羽田／那覇、石垣線の期間増便を継続。那覇／福岡、宮古線についても一部の期間増便を継続する。このほか、中部、伊丹、福岡発着便を中心に、年末年始の増便も計画しているという。

　減便は、羽田／米国線発着枠の配分を受けて、羽田／新千歳、米子線を減便。NHによればこれらの2路線は、米国線で使う予定の発着枠を暫定的に利用していたものという。このほか仙台／新千歳線なども減便し、中部／旭川、女満別線は期間運休する。

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