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外務省、ジカ熱発生でフロリダ州に再度の注意喚起

  • 2016年8月23日

 外務省は8月21日、米国フロリダ州政府がこのほど、同州のマイアミビーチ市内で国内感染によるジカウイルス感染者を5人確認したことを受け、改めて注意喚起のためのスポット情報を発出した。同省は2日にも、フロリダ州政府がマイアミ市内でジカウイルス感染者を14人確認したことを受け、スポット情報を発出している。

 フロリダ州によれば、マイアミビーチ市内で国内感染が確認されたのは、サウスビーチを中心とする1.5平方マイルの限られた地域。外務省は報告がフロリダ州の一部の地域に限定されていることや、米国への渡航者全体へのインパクトなどを考え、従来のように国や地域の全土に対して注意喚起を発出するのではなく、スポット情報の提供にとどめている。

 ジカウイルスについては、妊娠中に感染すると胎児に小頭症などの先天性障害が現れることがあるため、外務省は妊娠中または妊娠を予定している人には、流行地域への渡航を可能な限り控えることを呼びかけている。また、渡航者には在マイアミ総領事館のウェブサイトなどから最新情報を入手するとともに、蚊に刺されないための対策をとるよう呼びかけている。