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世界に誇る奇観-中国湖南省がOATA理事招く(2) 張家界、圧巻の大渓谷

 さて、今回訪ねることができなかった張家界は湖南省の北西部に位置する。武陵源には奇異な峰や奇岩怪石が林立し、一種独特な魅力的な景観をつくっている。張家界、武陵源を中心に長沙市内の岳麓書院、愛晩亭、馬王堆古墳を追って紹介していこう。

「アバター」舞台のモデル 新名所「ガラスの橋」も

 まずは張家界の大峡谷から。武陵源の景観区から10キロ先にある峡谷で、原始林に覆われた柱状節理の大峡谷が続き、高い断崖から白い糸を引くように流れ落ちる滝の景観が圧巻だ。国家森林公園内にあるエリアだが、映画「アバター」で出てくる「ハレルヤ・マウンテン」のモデルになった場所として知られる。

 アバターは2009年に公開されたアメリカとイギリスの合作映画で、世界興業収入1位を記録した。これからアバター2、3と続編も作られる予定で物語の舞台となったパンドラ惑星の原型となった武陵源の景観は、アバターを見た人の心象として残るに違いない。

 さらにもうひとつ大渓谷で話題になっているのが世界で一番長いガラスの歩行者専用橋「張家界玻瑠橋」が7月に完成したことだ。全長380メートル、地上約400メートルの高さを誇り、10月のオープン前からすでに「橋を歩くと空の上を歩いているよう」と評価されており、人気スポットとして注目されている。

 (16/08/22)


情報提供:トラベルニュース社