訪日客へ的確に情報配信 「インバウンドキャッチャー」登場
KDDIグループのワイヤ・アンド・ワイヤレスと総合コンサルティング企業アクセンチュアはこのほど、外国人観光客に情報配信ができるサービス「インバウンドキャッチャー」を開始した。スマートフォンから得られる膨大な位置情報や移動履歴などのビッグデータを外国人観光客の集客に活用する。
両社が提供し150万件ダウンロードされている訪日外国人向けに特化した無料Wi-Fiアプリ「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」利用者の情報を人工知能を活用し分析することで、自分の店舗やエリアに、どんな外国人がどれくらいいるかが分かる。
外国人旅行者が多く滞留している時間帯も分かり、自店のURLだけでなくタイムセールスの告知や割引クーポンの配信などに使える。
また、観光地や温泉地では時間ごとのイベントの告知や、日帰り入浴のアピールなどといった使い方も考えられる。情報配信は専用ウェブサイトから簡単な操作で行える。
これまで大手企業が月額数十万円を払い利用してきたが、個店や小規模施設にもユーザーを広げようと、機能を絞り込むことで月額2480円(税別)でサービスを提供する。契約は1カ月単位。
(16/08/18)
情報提供:トラベルニュース社