現地レポート:フィンエアー、2年目の大規模ファム

エストニア含む3方面を訪問
ヘルシンキ起点に北欧開拓

フィンランドの故郷、北カレリア地方
正教会の文化とコリ国立公園の絶景 

新ヴァラモ修道院。教会や修道院など、文化面にもスポットを当てられる 参加者は成田、中部、関空と今年5月に就航した福岡の4空港から、AYまたはJLでヘルシンキ入り。その後3つのグループに分かれて、それぞれ北カレリア、クーサモ、タリンを訪問した。

 このうち、記者は北カレリアチームに同行。カレリア地方は、国民的叙事詩「カレワラ」発祥の地でもあり、いにしえから変わらない景色が残るフィンランド人の心の故郷といわれる。ヘルシンキから空路で1時間のヨエンスー空港から、西に車で約45分のヘイナヴェシ近くの新ヴァラモ修道院に1泊し、ヨエンスーの街経由でコリ国立公園に移動して1泊、翌日は船でエヴァ・リューナネンの教会とゲストハウスを訪れ、クオピオ空港からヘルシンキに戻る行程だ。

新ヴァラモ修道院は奇跡を起こすという聖母マリアのイコンが有名。年間約120万人が訪れるという  新ヴァラモ修道院は東方正教会の男子修道院で、フィンランドの歴史やロシアとの関係、正教会の文化に触れられる施設。一般の観光客向けのホテルやゲストハウスを併設しており、早朝の礼拝の見学や、レストランでの朝昼晩の食事、修道院で造るベリーのワインやウィスキーのテイスティング、新旧の教会や祭祀道具や美術品を案内するガイドツアーなどが用意されている。事前のビザ取得が必要だが、同院の祖でもあるロシアのラドガ湖にあるヴァラーム修道院を1日ツアーに組み込むことも可能だ。

ヨエンスーにあるアート&クラフトセンター。雑貨などのショップを見る楽しみも  北カレリア地方の中心都市、ヨエンスーへは修道院から車で約1時間。街の広場近くにあるアート&クラフトセンターのタイトコルッテリが観光のハイライトで、織物などのクラフト体験ができるほか、周囲には雑貨や洋服、インテリアの店やカフェなどが並び、クラフトのお土産も手に入る。ヨエンスーは人口7万5000人の小さい街ながら、タイトコルッテリに日本語を話すスタッフがいたり、日本のグループ用メニューも用意するモダンなレストランもある。

コリ国立公園のウッココリ。作曲家シベリウスもハネムーンに訪れた  作曲家のシベリウスをはじめ、多くの芸術家がその美しい風景に着想を得たというのがコリ国立公園。公園内の代表的な景勝ポイントのウッココリへは約1時間のハイキングコースで訪れることができる。コリ国立公園では「ブレイクソコスホテル・コリ」内に併設されたスパ、ハイキング後に伝統的な小屋「コタ」のなかでとる夕食も、フィンランドならではの体験となる。

細部まで彫刻が施されたエヴァ・リューナネンの教会。日本人も結婚式を挙げたという  国立公園から見渡せるピエリネン湖はクルーズ船も運航されており、コリの港から船で約20分のヴオニスラフティでは彫刻家エヴァ・リューナネンが建てた木造の教会とアトリエで作品を鑑賞。湖のほとりにある「ヘッランニエミ」という20室のゲストハウスで、地元素材を使った家庭料理のランチタイムとなった。