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JTB、ルック下期商品を本格販売-IB直行便ツアーなど

  • 2016年7月10日

IBを利用するコースも掲載  JTBワールドバケーションズ(JTBWV)は7月1日から、添乗員同行コースを中心としたルックJTBの下期パッケージツアーの販売を本格的に開始した。フリープランを中心とした一部の商品は、5月に先行発売しており、今回は10月から2017年4月までの期間に出発する商品をパンフレット18冊に掲載。16年度のルックJTBの販売目標は125万人で、JTBによれば年初に定めた目標に変更はなく、引き続き取り組みを続けていくという。

 添乗員同行のヨーロッパ商品では、10月19日から就航するイベリア航空(IB)の成田/マドリード線を利用したコースを5本設定。上期はスペインとポルトガルが合算で12%増と好調に推移しており、下期は直行便就航により需要はさらに高まるとの見通しだ。往復でIB便を利用する「悠久のスペイン歴史紀行8日間」の旅行代金は、燃油サーチャージ込みで2名1室で1名あたり29万9000円から。最少催行人員は6名とした。

 このほか、クリスマス・マーケットやオーロラ鑑賞、お祭りなど、季節ならではの素材を組み込んだコースを用意。「ルックJTBこだわりの特別観光」として、イタリアでミケランジェロの絵画「最後の晩餐」があるシスティーナ礼拝堂などを貸切で見学するほか、スペインでは一般入場前のプラド美術館に特別入場するコースも用意した。

 「地球の詩」シリーズの「魅力発見スリランカ」では、各コースのターゲットをより明確化し、コース数も上期から1コース増やした。ツアー参加者の約4割が30代から40代の女性であることから、女性の友人同士などが気軽に参加できるよう、5日間の短いコースなどを用意。アクティブシニア向けにはスリランカにある6つの世界遺産を8日間で周遊するコースを設けた。「南米・ペルー・ブラジル」では、17年3月に開催されるリオのカーニバルの「チャンピオンパレード」を観覧する2コースを設定。パレードを間近で見ることができる席を用意した。

 ルックJTBの最上級商品として位置づける「くつろぎの旅」は10コース用意。予約の早期化を受けて、17年のゴールデンウィーク商品を5コース設定した。50歳以上を主要顧客層とした最上級商品の「心ゆく旅」では、上期で羽田発ツアーの催行率が100%となった人気コース「ポルトガルハイライト9日間」を引き続き販売する。