国内インフラ観光で詐欺未遂、国交省が注意呼びかけ
国土交通省はこのほど、インフラツーリズムをかたった詐欺未遂と思われる事案を確認したことから、同省のウェブサイト上などで注意喚起をおこなった。7月5日に岐阜県在住の一般人から電話による通報があったという。
通報によれば4日19時頃、国土交通省の職員を名乗る人物2名が通報者の自宅を訪問。国土交通省の名刺を渡すとともに「子ども向けにダム内部や橋梁などの見学を実施しており、15万円で昼食付きで見学できる」と勧誘した。通報者は勧誘を断るとともに、詐欺の可能性を考え、名刺に記載された国交省の担当窓口の番号に電話をしたという。
国交省は今回の事案の概要について説明するとともに「インフラツーリズムに関する取り組みを推進してはいるが、法外な金額を請求することや、一般家庭をまわり勧誘するようなことはおこなっていない」と強調。全国の地方整備局などにも周知徹底し、一般への情報提供に努めるとしている。