ハワイアン、新ビジネスクラスのA330を受領、秋から本格投入
ハワイアン航空(HA)はこのほど、ビジネスクラスの新しい座席を搭載した、エアバスA330-200型機の初号機を受領した。同社では昨年10月に新座席を発表し、既存のA330-200型機を順次改修しているところ。改修した機材は6月から米国西海岸路線で試験的に運用し、今秋以降から各路線に本格的に投入していく。日本路線への導入時期は未定とした。改修を終えるのは2018年前半を見込む。
新たな座席は180度のリクライニングが可能なフルフラットシートで、幅は52センチメートル、長さは193センチメートル。シートの配列は2-2-2で、各座席にはUSBポートを2つと電源コンセントを1つ設置。角度を調節できる大型のタブレット端末で機内エンターテイメントも提供する。
シートの刷新にあわせて客室のデザインも変更。ビジネスクラスではハワイの風や海をイメージして、曲線や色彩を取り入れたほか、アシの茎を樹脂に埋め込んだ可動式のパーテーションを設けた。プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスの客室の間には、星座模様のパネルを設置した。
新しいA330-200型機の座席数は、ビジネスクラスが18席、プレミアムエコノミークラスが68席、エコノミークラスが192席の計278席。刷新前の機材と比べて16席減少しており、エコノミークラスを44席減らし、プレミアムエコノミークラスを28席増やした。